Hina(ヒナ)
先ほどの”Beauty A’o Moloka’i”に出てきた
Hinaについてお話しまーす。
”Beauty A’o Moloka’i”では
”He nani Moloka’i nui a Hina.”
という文章が出てきます
意味は”ヒナの偉大な美しいモロカイ島”という意味になります。
そこで、Hinaってなにー??ってなると思うんですが
Hinaとは神様の名前になります。
月の女神と言われ、
ハワイ神話の女神で月に住むようになった女神として広く知られています。
半神マウイの母親、珊瑚生態系の母、カパ作り伝統の母としても伝えられています。
他にも、モロカイ島カマロ峡谷に流れる3本の滝のひとつの名前としても知られています
他2本はハハとモオロア。名前は月の女神が由来とされています。
Wahine Ilikeaという曲の中にこの3本の滝が出てきますよ。
Hinaはハワイだけでなくタヒチやその他の地域の神話にも登場するそうです
ポリネシア地域でもっとも古い女神であるといわれ古代太平洋地域での女性や母の象徴であったようです
ハワイ語で女性のことをWahine(ワヒネ)と言いますが、この言葉はヒナに由来するそうですよ。
こんな感じで月に関するモノや女性に関するものには必ずHinaが出てきたり関わっていたりします。
<Hinaの伝説>
毎日のカパ作りと家族との世話に疲れたヒナは、ひょうたんの容器に彼女が気に入っているものを入れてハワイを逃げ出した。
虹の道を登って太陽に行ってみたが、太陽は彼女には暑すぎた。
次の日の夜、ヒナは再び虹の道を渡って今度は月に移り、そこで暮らし始めた。
ヒナがハワイを去るとき、ヒナの夫が引き止めようとしてヒナの足をつかみ引きちぎってしまったのだが、それでもヒナは、平和な月で安らかに暮らしている。
という伝説があります。
Hinaが月に逃げる時にカパ作りの道具を一式持って行ったと言われています。
今でも月でカパを作っているそうですよ
*カパ
カパとは木の皮をはぎ、たたいて模様をつけて布のように使用していたもののことを言います。
ポリネシアの伝統工芸になります。
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